京都通信でおなじみのライターYが、ハワイでバケーション。久々のオアフ島でのあれこれを3本立てでお届け。最終回は現地のフードにフォーカス。絶対喜ばれるお土産品もご紹介します。前回は〈ヴィンテージからスーパーまでハワイでかわいいものハント〉
ライターYのハワイ通信vol.3〈ハワイの最新スイーツ&フード〉ライターYの京都通信 番外編

ハワイの最新スイーツたち
ワイキキのショッピングセンター〈ロイヤルハワイアンセンター〉内に、マラサダの専門店〈Penny’s Malasadas〉がオープン。
写真のトラディショナルとクリーム入りがあって、フィリングはココナッツクリーム、あずき、ヌテラクリームなどに加え季節がわりのものも。朝ごはんに2つ、余裕でいけちゃう軽い食感。3個入り8ドルから。
カウアイ島の人気ドーナツ店〈Holey Grai〉が昨年オアフ島に進出。契約農園直送のタロイモをポイ(蒸して発酵させたペースト状のハワイアンフード)にしてドーナツ生地に練り込み、オーガニックのココナッツオイルで揚げたヴィーガンドーナツ。グアバやキンカンなどフレーバーも個性的で見た目も映える。
1つ4ドル、4フレーバーが楽しめるテイスティングボックスは15ドル。オリジナルのボックスに入れてくれる。
フレンドリーなスタッフがお出迎え。コーヒーや抹茶などドリンクもヴィーガンで、乳製品のかわりにカシューナッツとココナッツミルクをブレンドしているそう。日本にもオープンして欲しい!
〈SAGE CREAMERY〉のクリーミーな抹茶アイスを〈ホノルルファーマーズマーケット〉で。実はダブル(7.5ドル)で、下にグアヴァフレーバーが。
〈SAGE CREAMERY〉はカイルアやダイアモンドヘッドなどホノルルのマーケットを中心に出店中。
素敵系レストランのスイーツもチェック。
人気創作料理店〈セニア〉のオーナーシェフ、アンソニー・ラッシュが手がける〈Bar Podmore〉は、今ホノルルで予約が取れない店の一つ。狙い目はブランチで、まるでお花畑みたいなスモークスフレパンケーキ(18ドル)など、味も見た目も良しな一皿がいただける。
日本でもおなじみの〈Island Vintage Coffee〉の、ちょっと大人なワインバー〈Island Vintage Wine Bar〉には、アサイーボウルが6種類も。リリコイやパイナップル、カカオなどいろんなフレーバーを一気に楽しめるから、どのアサイーを食べるか困ったら、とりあえずここに来るべし。12.95ドルから。
食材&テイクアウトならファーマーズマーケット。
ホノルルの人気マーケット〈ホノルルファーマーズマーケット〉はカカアコのニール・ブレイズデル・センターの芝生で水曜日16:00~19:00に開催。
ローカルの農園〈Ho Farms〉のストールではメイソンジャー入りのピクルスも。
オーガニックのケインシュガーやバターを使った〈Aka Falls Farm〉のパッションフルーツのプリザーブに、人気ベーカリー〈La Tour Bakehouse〉のタロブレッド。ローカルで育った野菜や果物も調達できる。
東京にもお店があるベトナム料理店〈THE PIG AND THE LADY〉の屋台はまだ健在。ポークサマーロール(右 9ドル)とトロピカルシュリンプダンプリング(10ドル)。チャイナタウンの路面店よりもお得にテイクアウトできる。
お土産スイーツはクッキーに決まり。
ハワイ島発の〈Big Island Candies〉の限定ハルミクッキーこと「Harumi’s Hawaiian Salt Cookies」(23.50ドル)。料理家の栗原はるみさんとのコラボ商品。
甘さ控えめのソルトクッキー。〈アラモアナセンター〉のショップでしか買えないためレア度も高く、家族へのお土産にしたらとても喜ばれた。
1981年創業のクッキーブランド〈The Cookie Corner〉は、ばら撒きできる小さめサイズのセットがたくさん。特に左のカラフルなスプレーのクッキー(6ドル)は、某鳥のサブレにも似た軽い食感とバターの濃厚な風味が私好み。
JALに乗ってハワイへ旅しよう!
3回に渡りレポートしたライターYのハワイ通信も今回でおしまい。最後にお伝えしたいのは、ずばりエアライン事情。旅もショッピングも常にJALのクレジットカードでマイルを貯めている私は、今回の旅もJALの羽田ホノルル便を利用しました。この路線、2020年にローンチする予定だったものの、ご存じのとおりコロナ禍によって運休・減便続き。でもいよいよこの夏から復活モードで、8月以降は毎日2便運航中。毎日1便の成田ホノルル便に加え、ハワイ島のコナと日本を結ぶ成田コナ便も2年半ぶりに運航。日本政府による水際対策も緩和され、いよいよ旅の計画を立てる時間がやってきたのだとワクワク。
そんなこんなで、私のハワイ旅の記録もこれでおしまい。久々に海を渡って訪れた南の島は、相変わらずハッピーなムードに溢れていて、でも新しいムーブメントやお店もどんどん現れていて。いつもはなかなか目にすることのないモノやデザイン、歴史に触れ、情熱をもって語りつごうとする人たちに出会ってジンとしたり。やっぱり人間にとって旅は絶対に必要。どんなに忙しくてもたまにはパッと気持ちを切り替えて、未知なる場所に自分自身を置いてみるって大事なのですよね。京都暮らしの私も、久々にハワイ熱が再燃。いつか京都とハワイで半分ずつ暮らせたらよいな。
Special thanks: JAL、Hilton Grand Vacations, Hawaii Tourism Japan
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Hiroko Yabuki
エディター・ライター。『POPEYE』『BRUTUS』などで編集・ライティングを手がける。通訳案内士のラインセンスを持ち、海外アーティストのインタビューや撮影コーディネーションも行う。