大胆にリノベーションを施したり、所狭しとお気に入りの雑貨を並べたり…自分の“好き”に忠実な人の部屋をスナップ。隅々までアイデアにあふれた実例を、これからのインテリアの参考に。短期連載 #十人十色のマイルーム
🛋LIFESTYLE
インスピレーションでつながる「部屋をコラージュ」という発想。コラージュアーティスト・miyamotomanamiのお部屋
十人十色のマイルーム vol.6
コラージュアーティスト
miyamotomanami
インスピレーションでつながる
「部屋をコラージュ」という発想
コラージュアーティストのmiyamotoさんが暮らすのは、柔らかい光にあふれた40m2ほどのワンルーム。
「撮影や打ち合わせ以外は自宅で仕事をするので、開放感のある窓の大きさが物件の決め手になりました。日が暮れていく様子が分かりやすいと、集中力も高まります」
限られたスペースだから、別室や仕切りでオン・オフを分けるのではなく、適した居場所をポイントで作って気分転換を図っているのだそう。
「パソコンやタブレット、資料が積み重なったデスクの前に座ればオン、振り返ってキッチンの前にあるチェアに腰を掛けたらオフ。部屋全体を見渡せる位置にあるのもリセットできていいんです。このラタンのチェアは、本を読むための椅子が欲しいと思っていたときに、ヴィンテージショップで見つけました」
コラージュ制作に、空間や撮影のディレクション、最近はDJとしても活動中。それぞれの背景を感じさせるアイテムが点在しているのに散漫にならずまとまって見えるのは、惹かれるものだけが集結しているから。
「好きなピースをつなげて一つの作品を仕上げるコラージュ制作と、部屋づくりって少し似ているなと思うんです。直感で集まったものの積み重ねで、納得のいく空間になっていく。つい収集してしまいますが、いつでも身軽に動けるコンパクトな暮らしにも憧れますね」
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Photo_Yuri Manabe Text_GINZA