限られたスペースでもたくさんの服に囲まれたい。少数精鋭のアイテムとミニマルに暮らしたい。異なるタイプを目指す人にとってもきっとヒントになる、多種多様なクローゼットルールを拝見!#スタイルのある収納アイデア
アートディレクター、グラフィックデザイナー上野 凜さんと優さんのクローゼット
海にも山にも近い一軒家の開放的なウォークイン

上野 優さん、凜さんの収納アイデア
吹き抜けに螺旋階段があるナチュラルモダンな湘南の一軒家。妊娠中の上野優さんと夫の凜さんが、昨年6月に都内から転居してきた物件だ。2階にあるクローゼットは寝室の隣。入口に扉はなく、勾配のある天井に抜けがあるので、明るく広がりを感じられる。引っ越しにあたり手持ちの服を厳選して、理想だったという二人の1年中のワードローブが収まるようにした。
「私が夫のものを借りることもあるので、メンズかレディスかではなく、二人分がミックスになっていて、丈の違いで分けています。コの字型の中にいると、好きな服に囲まれているようでうれしくなります」(優さん)
色柄や刺繡が華やかな優さんのドレスは古着が中心。向かって左のラックにロングドレスとアウター、右側にジャケットやシャツと、奥にはパンツ用のハンガーでボトムをつるしていて、その中にはデニムもある。 「東京に住んでいた時は黒ばかり着ていて、1本も持っていなかったデニムがすでに5本くらいに。個人的には相当増えたと思っています。カンカン帽もいいねと購入。ファッションの幅が広がりました」(凜さん)
昨年8月に赤ちゃんが産まれ、さらに変わってきたことが。
「最近は娘と出かけるので、トータルコーディネートを考えるのが楽しいんです。娘の服を選んでから、自分の装いを決めるようになりました」(優さん)
Photo_Yuka Uesawa Text_Minako Okada