自分自身が“メディア”になるという時代。スマホひとつあれば組織や人を介さずに、SNSを使って自己の力と流儀で、全世界に「私」を売り込むことで有名になれる。「セルフプロデュース力」を磨くには?正しい向き合い方は?さまざまな角度から考えてみよう。
ゆうこすさんのセルフプロデュース力UP講座 人気インフルエンサーがやっていること

「SNSを使っての発信は、もはや『血』のようなもの。それくらい当たり前に24時間体制で取り組んでます。それありきで生きているくらい(笑)。インスタグラム、YouTube、ラインライブ、ラインブログ…。アップする事柄が同じでも媒体によって、伝え方は細やかに変えています」もはや、ゆうこすにとってセルフプロデュースは日々の生活そのもの。「アイドルをやめたとき、自分をゼロベースで考えてみたんです。洋服とコスメが好き。なぜか。人に好印象を持ってほしい。なぜか。人に愛されたい。この気持ちを、キャッチーで素直な言葉にしたら『モテ』だった。SNSではそんな『モテ』たい自分を好きだと言ってくれる人を集めようと思った。共感してくれる女の子がどんどん集まってくれ、『もはやモテをクリエイトしてるよね!』と言ってくれた。だから肩書きをモテクリエイターにしたんです」自己分析を重ね、素早く実践に移す、自分だけの確固たる肩書きを手に入れる。これがゆうこすのSNS必勝法だ。
MY SNS RULE・第三者の目で伝える
・プロフィールと目的を明確に!
・新しい機能は次々トライする
【Q & A】
Q. SNSと書籍、自己発信の役割は同じ?
A. SNSの延長線上とはいえ、書籍は私のことを知らない人たちにあらためて知ってもらう自己紹介のようなもの。SNSも本も自分そのものですが、受け手の違いは意識しています。
Q. これからやってみたい新しいことは?
A. スキンケアブランドを立ち上げて販売することと、多くの方のSNSをプロデュースすること。アドバイザーはいてもプロデューサーはまだいないと思うので事例を作りたい。
Q. インスタをはじめ、SNSでのセルフプロデュースならではの魅力をひとつ挙げるなら?
A. 失敗が失敗のまま、終わらないこと。それが人の心を動かして共感につながることがあることでしょうか。それはそれでファンの方々とより身近になれたことが何度もあります。
Q. ゆうこすさん自身がついつい見てしまうインスタグラマーはいますか?
A. 原宿で古着屋を経営する両親を持つ、7歳のココちゃん。東京を体現するミックススタイルでアカウントの世界観を統一しているのが魅力。
【LIFE STYLE】
ラブリーなネイルをアップで。美容ネタをかわいい世界で。
モテ度フルスロットルのうさ耳付きパジャマ姿。モテることへの肯定を促している。
ディズニーデートスタイルも、ポップな世界観で女子の共感を煽る。
自分の好きなものを素直にストレートに載せるバランス感覚も抜群。
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ゆうこす
アイドルを経て「モテクリエイター」という独自のポジションを確立。『SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方』(角川書店)発売中。
Text&Edit: Kaori Watanabe (FW)