梅雨がやってくる。その次に、夏もやってくる。じめじめ、しとしと、きびしい熱波。これからの数ケ月は、しっかり食べてエネルギーを蓄えることを生活の基本としたい。食べて栄養補給しなきゃ、花も萎れる。
おおいに頼りになるのが、カレー。スパイシーな料理は食欲を底上げしてくれるので、毎日カレーの日でもいいくらい。夏場、私がよくつくるのは、オクラとトマトのカレー、豆カレー、なすとかぼちゃのカレー、生姜と豚肉のカレー、油揚げと玉ねぎのカレー……むずかしいことは考えず、S&Bの赤缶のカレーパウダーと旬の野菜を使ってぱぱっと時間をかけずにつくるし、ごはんはもちろん、そうめんやうどんに合わせたりする。
そこに小さな一品を加えてみませんか。
カレーはひと皿でも成立するところが手軽でうれしいけれど、サイドディッシュがあれば栄養のバランスもアップする。
すすめたいのはインドの家庭料理、ライタ。ヨーグルトに野菜を混ぜるサラダで、バナナやパイナップルなどのフルーツを混ぜるバージョンもある。ヨーグルト風味の定番サラダとしてレパートリーに加えておくと、なにかと便利な一品として手放せなくなるはず。ほら、インド料理を食べに行くと、カレーの隣に小さなおかずが数種類ついてくるでしょう。あのうちのひとつが、ライタ。食べている途中、ごはんに少しかけたり、カレーに混ぜたり、いろんな食べ方が楽しめる。そう、カレーのおいしさをひと味もふた味も深くしてくれるのがライタです。
最初に試すなら、夏野菜のライタを勧めたい。身近な材料だけでとても簡単につくれる。