スキャンダルが発覚した落ち目の女優を主人公に、30代女性のホンネを赤裸々に描き、ジョージ・クルーニーやジョディ・カマーらセレブも虜にしたイギリス発のドラマ『超サイテーなスージーの日常』。そのシーズン2がついに日本で放送&配信スタート! ヒリヒリしつつもどこか愛おしいスージーの物語について、主演・共同脚本・製作総指揮のビリー・パイパーに話を聞きました。
💭INTERVIEW
30代のホンネ満載なUKドラマ『超サイテーなスージーの日常』シーズン2
主演・脚本・製作総指揮を兼任する才女、ビリー・パイパーにインタビュー

──2020年にシーズン1が放送された後、シーズン2を作ると決めるまでに、どのくらい時間がかかりましたか?
シーズン1が終わった後、ルーシー(・プレブル/共同クリエイター 兼 脚本家)と私はすっかり疲れ果てていました。できるだけこの作品から離れたかったし、物語が今後どう続くのか、何を伝えていきたいのか、想像もできなかった。どうしたらシーズン2をより進化させられるのか不安だった中で、スカイ(*本シリーズのプロデュースに関わったイギリスのメディア企業)のサポートにより、1年ほどの空白期間を持つことができました。
ある日のランニング中にふと、スージーがシーズン1で完全に失った視聴者の愛を取り戻すべく、ダンス・コンペティション番組に出場するという妄想を抱いたのを覚えています。なんだかテンションが上がり、ルーシーにもアイデアを話したら、二人とも俄然やる気になってきて。一緒にどこかに出かけて日光浴でもしながら、インスピレーションを得に行くことに。それが、脚本の執筆プロセスの始まりでした。
私たちはシーズン1と同じ「1話ごと30分ほど×8エピソード構成」ではなく、フォーマットを変えたいと思っていた。その点でもスカイは協力的で、どんなフォーマットにするかさまざまな提案をしてくれました。一時は映画化も考えたんですが、最終的にはクリスマスの時期に「1話ごと50分ほど×3エピソード構成」で放送することにしました。
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Edit&Text: Milli Kawaguchi