2023年の傾向を知り、いまの気分を部屋に取り入れてみたい。国内外の家具やプロダクトの最新情報をリサーチする早耳なインテリアスタイリストの竹内優介さんが語ります。
ジャパンディ、韓国の塩系…2023年のインテリアはこれがくる!

ジャパンディ
「イサム・ノグチの和紙の照明がリバイバル中ですが、和の調度品とスカンジナビアの要素を掛け合わせた“ジャパンディ”と呼ばれるスタイルへの関心が高まりそうです。〈カリモク家具〉がデンマークのデザインスタジオ『Norm Architects』をディレクターに迎えて日本と北欧で協業しているアイテムも象徴的です」
ライスペーパーシェード ¥5,500〜(ヘイ | ヘイ トウキョウ)
寺院の建築構造から着想したローテーブル H32×W180×D45.8cm ¥320,100(カリモクケーススタディ | カリモク家具)
韓国の塩系
「インテリアの分野でも注目を集めているのがこの国。白を基調に、色数を絞ったモダンなムードが特徴です。さっぱりとした空間に、シルバーのパイプを使った透明チェアや、パンテラのような、丸みを帯びたプラスティック製のランプを合わせるのが現地でブーム。そうした流れを受けて、日本でも名作プロダクトが再び脚光を浴びそう」
プリアチェア クローム ¥41,800(アノニマ カステッリ | メトロクス)
パンテラ ポータブル V2 ¥47,300(ルイスポールセン | ルイスポールセン ジャパン)
80年代ポストモダン
「感度の高いギャラリーやショップで、幾何学模様やキッチュでカラフルな家具を目にする機会が増えています。若者の間でシティポップなど80年代カルチャーが人気ですが、インテリアも新鮮に受け取られているのでは」
チェア ¥297,000(WAKA WAKA | UNEVEN HUB STORE)
ポストモダンのムーブメントを巻き起こしたデザイン集団「メンフィス」の一員として活動したパスキエの作品。ポスター各 ¥40,700〜(ナタリー・ドゥ・パスキエ | ナップフォード・ポスター・マーケット)