街に出れば右も左も観光客!な2025年の東京。彼らの視点を通して慣れ親しんだこの街を見てみたら?海外を拠点に活動するデザイナーやスタイリストに、お気に入りの過ごし方を教えてもらいました! #海外クリエイターに聞く、東京の楽しみ方
スタイリスト Jason Riderに聞く、東京の楽しみ方
本→湯→音楽とワイン。大人の楽しい休日がここにある

スタイリスト
JASON RIDER
本→湯→音楽とワイン
大人の楽しい休日がここにある
日本ブランドの仕事をきっかけに5年前に初来日。以来10回ほど訪れているというジェイソンさんがよく足を運ぶのは、東中野。「友人の丹澤さんが仲間と一緒に駅近くに昨年オープンした書店『platform3』は、コージーな雰囲気。クィアカルチャーに関する本や雑誌のセレクションが素晴らしく、僕のスタイリングにおけるインスピレーション源にもなっている“アジア系男性の美しさ”に焦点を当てたものも多いんです。そのまま、近くの『松本湯』へ行くのがおすすめ。水槽に入った亀が出迎えてくれますよ。銭湯を初めて体験した時は、とても新鮮でした。手頃な金額で自分をケアできるちょっとしたご褒美のような場所ってアメリカにはほとんどないですから」。お風呂の後は、奥渋谷のミュージック&ワインバー 「STUDIO MULE」へ。「オーナーのトシヤさんほど、音楽とワインの趣味がいい人はいない。セレクトに意外性があり、行くたびに驚きがあります」

東京の魅力って何ですか?
「どの年齢の人にも“遊び”が用意されているところ。NYでは“楽しむのは20代まで”みたいな感覚があるんです。僕は東京にいる時が一番楽しんでいるし、自分を若く感じる」
🗣️

ジェイソン・ライダー>> 韓国・ベトナム系アメリカ人。編集者として『T Magazine』で約10年間働いた後、フリーランスに。NYを拠点に活動。
Illustraion_Erika Horiuchi Text_GINZA