田島列島の名作漫画『水は海に向かって流れる』が、広瀬すず主演でついに映画化。そこで顔出しNGの田島先生に、自画像のお面をかぶってもらいつつ直撃! 口数が多くはないけれど、言葉は芯を捉えている。ごまかしのない純粋さと、本質を鋭く見抜く目で生み出される作品が、人々の心をグッとつかむのも当然かもしれない。田島列島ワールドがどのように作られているかについてインタビューした。
💭INTERVIEW
漫画家、田島列島。キャラとの出逢いは「目が合うかどうか」
映画『水は海に向かって流れる』インタビュー
──完成した映画を観ていかがでしたか?
広瀬すずさんがすごく美しく映っていて、本当にいい映画!と思いました。
──広瀬さんとは映画の公式フォトブックで対談していますが、映画の中と外、両方での印象を教えてください。
やっぱ……、綺麗でしたよね(笑)。
──それに尽きる(笑)。
あとなんだろう、対談のとき、広瀬さんがソロでスチール撮影してるとこも見たんですけど、表情が大人っぽくて綺麗な感じ。でも、「はい終わりです」となった瞬間に、ふわっと笑って。少女みたいにかわいくて、そのギャップが印象的です。
──この映画のメインキャラクターは、広瀬さん演じる26歳のOL・榊さんと、大西利空さん演じる高校生の直達。ある因縁で結ばれた二人が偶然出会い、同じシェアハウスで暮らし始めたことをきっかけに、「恋愛はしない」と宣言していた榊さんが、過去のトラウマを乗り越えようとする姿を描いています。高校生役の俳優陣もフレッシュで素敵でした。
直達の同級生・楓役の當真あみさんもかわいかった……。実際に、役と近い年齢の人たちに演じてもらえたのがすごくよかったです。
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Photo: Wataru Kitao Edit&Text: Milli Kawaguchi