22時に開ける冷蔵庫は明日からの元気をくれる宝箱だ。ほんのちょっとしたご褒美が入っている。自分を励ますために、今日もまた扉を開ける。
プラムとカッテージチーズのマリネ 西村隆ノ介/くらちなつき「22時の冷蔵庫」vol.31

プラムってどんなの?
名前は知っているけど食べたことのないフルーツ代表のひとつであろうプラム。
どんな味なのか、そもそもどんな形なのか知らないという人も多いだろう。
そのおいしさを認識したのはつい最近のこと。最初は桃の仲間だと思っていたのでその味わいにびっくりした。
熟す前のものは口の中がキュッとなるような酸っぱさを持っている。
しっかり熟したものはジュワッとやわらかくて酸味と甘みのバランスが取れた果肉が本当においしい。真っ赤な実は頬ずりしたくなるほどの愛おしささえある。
ガブっとかぶりついて果汁がこぼれないようにあたふた食べるのも最高においしい食べ方だが、ひと手間加えて大人の贅沢に仕上げよう。
・プラム…2〜3個(食べたい分だけ)
・カッテージチーズ…プラムの半量程度(これもお好きな量を)
・バルサミコ酢…ひとまわし
・タイム…10cm程度をひと枝
・蜂蜜…ひとまわし
・塩…ひとつまみ
・黒胡椒…適量
プラムをカットする。実が固めなら真ん中の種に沿ってぐるっと実を半割りにする。柔らかめなら種から削いでいくイメージで。
タイムの葉を茎からちぎったら、全ての材料を合わせて混ぜ合わせる。この段階からプラムとカッテージチーズのコントラストが美しい。
全体が合わさったら盛り付ける。余ったタイムがあったら枝ごとのせてあげるとグッと可愛くなる。
白ワイン、紅茶、炭酸、何を合わせて食べようか。このちょっとした贅沢な時間が毎日楽しい。
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くらちなつき
広告、ウェブ、雑誌、アパレルなどを中心に活動中のファッションイラストレーター。
主なお仕事にファッションブランド「KEISUKE YOSHIDA」とのコラボレーションなど。
instagram: @natsuki_kurachi