多様性が謳われる昨今だが、本当にあらゆる生き方を肯定できているのだろうか。それを真正面から問うような、朝井リョウの衝撃作『正欲』が、『あゝ、荒野』『前科者』の岸善幸監督によって映画化された。ある理由で、自分自身でいることが難しく、社会の中で息を潜めるように生きている人々。新垣結衣さんは、その一人である桐生夏月を演じている。言葉少なく、笑顔を封印し、息遣いまで聞こえてくるような繊細な演技で、難しい人物を見事に体現していた。本作について、言葉を慎重に選びながら、静かに語ってくれた。
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