一難去ってまた一難! まだまだ逃避行は終わらない。日曜劇場『VIVANT』(TBS日曜夜9時〜)2話 を、ドラマを愛するライター釣木文恵と漫画家オカヤイヅミが振り返ります。1話のレビューはコチラ。
🎨CULTURE
考察『VIVANT』さっそく思わぬ裏切りが!2話
カラーテレビが普及した当時のような感動まで「全部盛り」の面白さ

考察『VIVANT』2話
大使館で遭遇した
思いがけない人の裏切り
2話では『VIVANT』に掲げられたキャッチコピー「敵か味方か、味方か敵か」を象徴するような人物が登場した。壇れい演じる在バルカ日本大使・西岡だ。
1話の大冒険を経て大使館に到着したからもう安心、というわけではなかった。バルカは国を挙げ、現地警察の追っ手・チンギス(Barslkhagva Batbold)のみならず、外務大臣(河内大和)まで引っ張り出して乃木憂助(堺雅人)の引き渡しを要求する。しかしそれを毅然とした態度で突っぱねる西岡。強い口調で放たれる啖呵、真正面からのアップの画角を見ると、いかにも「日曜劇場」らしさを感じて楽しくなる。
西岡は野崎守(阿部寛)さえも知らなかったという地下通路を案内、秘密裡に乃木らを大使館から脱出させ、国境を超えさせるよう手配した。しかし、野崎曰く「バルカに弱腰」の彼女は、実はバルカ側に情報を流してもいた。それを予知した野崎によって乃木、野崎、柚木薫(二階堂ふみ)は今回も間一髪、正面から大使館を脱出することに成功する。
どんなにバルカが乃木を欲しがっても、大使館内にいる限り手出しはできない。しかしその大使館を司る大使が敵とあってはどうしようもない。さっそく思いがけない裏切りに遭ってしまった。西岡は今後も物語に関わってくるのだろうか。
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Edit: Yukiko Arai