GINZA特別編集ムック『22時の冷蔵庫 小さな夜のおやつレシピ44』好評発売中!記念のスペシャル対談はこちらから。
22時に開ける冷蔵庫は明日からの元気をくれる宝箱だ。ほんのちょっとしたご褒美が入っている。自分を励ますために、今日もまた扉を開ける。
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甘塩っぱいものに魅了され続けている。
小学生のころ、はじめて一人でつくったのはみたらしと胡桃だれのお月見団子だった。
お醤油で香ばしく焼いたお煎餅に甘いお砂糖がかかっているのも昔から大好きだったし、物心ついてからはキャラメルポップコーンとチーズポップコーンを一緒に食べることにハマったりもした。
口の中で甘いと塩っぱいが的確にコンボをきめてくる。何重にも押し寄せてくるそのタッグに完璧にノックダウンされてしまう。
こんな無限ループを最初に考えたのは誰なんだろう。
そのループから抜け出せずに生み出したのが、勝手に大人の甘塩っぱい代表にエントリーさせている田楽をアレンジしたものだ。
・マスカット…3〜5粒程度
甘味噌(作りやすい分量)
※余ったら冷蔵庫で2週間ほど保存可能
・赤味噌…大さじ3
・みりん…大さじ2
・蜂蜜…大さじ1
・砂糖…大さじ1
・すりごま…小さじ1/2程度
赤味噌、みりん、蜂蜜、砂糖を混ぜ合わせ、弱火でゆっくり火を通していく。
焦って強火にしてしまうと焦げやすいので要注意。
ふつふつとして、お砂糖が溶けたら火を止める。
半分にカットしたマスカットの断面にできあがった甘味噌を塗る。
ころんとした姿が愛らしい。
200度のオーブンもしくはトースターで5分ほど焼く。
香ばしい味噌の香りが漂ってくる。
仕上げにごまをぱらっと振って完成。
甘味噌を多めにつくっておけば、この田楽がいつでも楽しめる。
お豆腐や茄子、無花果に塗っても最高においしい。白米に乗せると無限に食べてしまいそうになる。
甘いと塩っぱいを両方食べたいというわがままを叶えてくれる夜のおやつ。
とっておきの日本酒をちょっとだけ飲んじゃおう。
広告、ウェブ、雑誌、アパレルなどを中心に活動中のファッションイラストレーター。
主なお仕事にファッションブランド「KEISUKE YOSHIDA」とのコラボレーションなど。
instagram: @natsuki_kurachi